ファミコン初期の頃はソフト数も少なく、出せばとりあえずは一定数は売れたため、本来のゲームメーカー以外もこぞってファミコンソフトを発売していました。
そのせいか、中にとてもゲームとは呼べないクソゲーも数多く存在し、多くの子供たちを絶望のどん底に叩き落していましたね。
ファミコン世代の方は、一度はクソゲーをつかまされた経験があるのではないでしょうか。
当時は、ネットや購入者の口コミなどもありませんので、パッケージを見て面白そうかどうかを判断し、イチかバチかで購入していましたので、運悪くクソゲーを掴んでしまう子も多かったです。
今となっては笑い話で済みますが、当時は、なけなしのお小遣いで購入したゲームがクソゲーだったときは、ほんとショックでしたね~^^;
何でこんなゲームを買ってしまったんだ・・・後悔した子供も多かったでしょう。
よほど裕福な子以外は、1本ソフトを購入したら、しばらくはそれだけで遊ばなければなりません。
何とか楽しもうと努力したけど、結局無理だった、クリアできなかったというゲームも
たくさんあります。
ここでは、当時遊んだファミコンソフトで、これはクソゲーだった・・・と個人的に思うゲームについて紹介していきます。
クソゲー好きの方は、暇つぶしにでも是非見ていってください。
Contents
- 1 人によってクソゲーの解釈は異なりますが
- 2 ファミコンソフト思い出のクソゲー
- 2.1 早すぎたRPG ハイドライドスペシャル
- 2.2 戦闘の勝敗が理解不能なボコスカウォーズ
- 2.3 子供にエサを与え続けるだけの鬱ゲーム バードウィーク
- 2.4 ネタの宝庫のクソゲーと言えば ミシシッピー殺人事件
- 2.5 プロレスとは呼べないプロレスゲーム タッグチームプロレス
- 2.6 昔も今も変わらない安定したクソゲー評価 たけしの挑戦状
- 2.7 どう考えても製作途中レベルのクソゲー スーパーモンキー大冒険
- 2.8 難易度が高すぎるアクションRPG ロマンシア
- 2.9 とにかくマップが見づらい 破邪の封印
- 2.10 クソ操作性のバンダイクォリティ 仮面ライダーブラック 対決シャドームーン
- 2.11 事前情報とはまるで違うゲームに仕上がった 高橋名人のバグってハニー
人によってクソゲーの解釈は異なりますが
一言にクソゲーと言っても、人によって様々な解釈があるでしょう。
難易度が恐ろしく高いのか
操作性が最悪なのか
単純に面白くないのか
どう考えても出荷できるレベルではないだろう!という完成度が低い物
などなど、色々あるかと思いますが、ここでは、あくまで当時遊んで個人的にクソゲーだと思ったゲームについて紹介していきます。
もちろん、これが絶対正しいとは思いませんし、賛否あるかとは思いますが、そういう意見もありますね~と、長い目で見て上げてください。
個人的クソゲー指数
クソゲーレベル ★
当時はクソゲーと思っていたけど、改めてやると意外と面白かったゲーム
クソゲーレベル ★★
個人的にはクソゲーだが、人によっては面白いという意見もあるゲーム
クソゲーレベル ★★★
全く遊べないこともないが、特にやらなくても人生に全く影響ないゲーム
クソゲーレベル ★★★★
賛否両論あるが、圧倒的に否が多いゲーム
クソゲーレベル ★★★★★
当時から現在に至るまで終始一貫してクソゲー評価のゲーム
これは誰がやってもクソゲーでしょう
(YouTubeに飛びます)
ファミコンソフト思い出のクソゲー
早すぎたRPG ハイドライドスペシャル
クソゲーレベル ★
私が小学校1年生の時、ファミコン本体と一緒に購入したのが、クルクルランドとこのハイドライドスペシャル。
当時はドラクエもまだ発売していなく、RPG自体遊んだことがなかったので、何をすればいいのかさっぱり分かりませんでした。
適当に進んで敵にアッサリやられたりなど、すぐにゲームオーバーになっていましたね~。
当時はまだ、レベルを上げたり、アイテムを揃えたりという概念が無かったので、ただただ不可思議なゲームに思えました。
しかも、ゲーム表記はすべて英語というグローバルな設定。
さすがに、小学校1年生には理解不能な早すぎたRPGでした。
もちろん、勉強ができる賢い子は説明書をしっかり読んで、遊び方を覚えたのでしょうが、残念ながら私はそれとは真逆の子供だったので、説明書もまともに読みませんでした^^;
当時は、「こんなの誰がやってもクソゲーだろう!」
と思っていましたが、元々はPC用のゲーム、ハイドライドⅠとハイドライドⅡを更に遊びやすく改良されたゲームなので、PCユーザーからは評価が高かったという事をだいぶ後になってから知りました。
数年後、ドラクエなどをやってRPGについて理解してから、改めてやると、意外と面白かった記憶があります。
謎解きなどはやはり難しかったですが、攻略本があればクリア可能です。
今思うと、BGMも良かったですし、システム、ゲーム性パスワードの再開など、この時期にしてはかなり良くできたRPGとも言えます。
無敵や魔法使い放題の裏技があったのも面白かったですね。
戦闘の勝敗が理解不能なボコスカウォーズ
クソゲーレベル ★★★★★
今でもクソゲーとして語り継がれているボコスカウォーズ。
ただひたすら左に進んで行き、敵と当たると戦闘になりますが、戦闘はオートで行われており、勝つか負けるかはほとんど運。
画面自体も見にくいですし、終始理解不能なゲームでした。
PCからの移植ゲームで、PC版はそれなりに人気があったようですが、ファミコン版は、ほとんどの人がクソゲーとして評価していましたね。
ファミコン初期の頃は、どんなゲームでもそれなりに人気があり、皆で競い合って遊んでいましたが、ボコスカウォーズだけは、誰も見向きはしませんでした。
子供にエサを与え続けるだけの鬱ゲーム バードウィーク
クソゲーレベル ★★★★
大型の鳥を避けながら飛んでいる虫をキャッチして、延々と子供に与え続ける母鳥の鬱ゲーム。
目的はただそれだけで、他には何もすることがありません。
代り映えの無いステージを延々と続けるだけなので、爽快感も何もなく、開始5分で電源を切りたくなります。
全く遊べないこともないですが、何時間も遊ぶようなゲームでもありませんね。
友人宅でちょろっと遊びましたが、これをやるくらいなら何もしないで昼寝していた方がマシです。
ネタの宝庫のクソゲーと言えば ミシシッピー殺人事件
クソゲーレベル ★★★★★
二番煎じ部門では筆頭メーカーのジャレコですが、クソゲー部門でも負けてはいません。
その中でも、特に有名なクソゲーと言えば、やはりミシシッピー殺人事件でしょう。
豪華客船で起きた殺人事件を見事な推理で解決していくゲームにしたかったのでしょうが、
推理する前に何度もゲームオーバーになります。
このゲームクリアに必要なのでは、推理力ではなく忍耐力と攻略本です。
無駄に広い船内、脚に持病でも抱えているのか?と思うくらい歩くのが極端に遅い、おっさん二人、チャールズ&ワトソン。
これほど見事なクソゲーも珍しいです。
ジャレコが製作したわけでは無く、ライセンスを得てファミコンに移植しただけなので、全てをジャレコのせいにするのは可愛そうですが、それにしても、もうちょっと精査してから移植しろよ!と言いたいですね。
ミシシッピー殺人事件は誰もが認める有名なクソゲーですが、色々とネタが豊富なので、今となっては感謝しています。
プロレスとは呼べないプロレスゲーム タッグチームプロレス
クソゲーレベル ★★★★★
ナムコのスポーツゲームは名作が多いですが、このタッグチームプロレスだけは誰がやってもクソゲーでしょう。
殴って技を選んでショボい技をかけてと、とにかくストレスが溜まるゲーム性です。
もちろん、そう簡単に技はかかりませんし、序盤はただ一方的にCPUに技をかけられるだけ。
また、代り映えの無いステージ、ずっと同じキャラを操作し、同じ相手と戦うというのも
速攻で飽きます。
敵が赤くなったらこちらは何もできずに只やられるだけという理不尽な設定もあり、ただストレスを溜めるだけのゲーム。
ナムコスポーツゲームの黒歴史と言っても過言ではないくらいのクソスポーツゲームです。
昔も今も変わらない安定したクソゲー評価 たけしの挑戦状
クソゲーレベル ★★★★★
ファミコンの王道クソゲーと言えば、やはりこのゲーム「たけしの挑戦状」。
難易度が高すぎて、当時から
「攻略本を見てもクリアできない!」
というのが有名でした。
当時は、芸能人やアニメ原作のゲームは知名度があり、それなりに持っている子供も多かったですが、たけしの挑戦状だけは、クリアしたという友人はいませんでしたね。
Ⅱコンのマイクで歌う
1時間放置する
なんて、分かるわけないですよね~^^;
しかし、アウトレイジを見てからプレイすると意外と楽しいです^^
どう考えても製作途中レベルのクソゲー スーパーモンキー大冒険
クソゲーレベル ★★★★★
まだそれなりに遊べるクソゲーの王道が「たけしの挑戦状」なら、
全く遊べないクソゲーの王道といえば、やはり「スーパーモンキー大冒険」でしょう。
無駄に広いマップ
戦闘も意味不明
ヒントも何もない設定
と、良い点を探しても、何一つも見当たらないクソゲー。
明らかにまだ出荷レベルに至っていない、製作途中のゲームです。
みうらじゅん氏が付けたクソゲーという言葉には、ある意味「愛」もありますが、このゲームに関しては愛は微塵も感じません。
「もうこれでいいから発売しちゃえよ!」
という、製作者側のいい加減な仕事っぷりが垣間見えます。
このバップというメーカーは、他にもいくつかゲームを出していますが、その全てがクソゲーという他には類を見ない異例のメーカー。
クソゲーというよりは、クソメーカーと言った方がいいでしょう。
難易度が高すぎるアクションRPG ロマンシア
クソゲーレベル ★★
ザナドゥ、イースなどでお馴染みの日本ファルコムのアクションRPG、ロマンシア。
元々はPC用ゲームで、その後もコミックなどメディアミクスも盛んだったので、
それなりに人気はあったようですが、残念ながらファミコン版は主にクソゲー扱いされております。
クソゲー扱いされている主な理由は、
難易度が高すぎること。
ヒントなんて何もありませんし、そもそも、まずそこに謎がある事すら初めは分かりません。
間違った選択をしても、その時は何事もなく進めますが、後から詰むという遅効性の謎解きも難易度を上げています。
死んで覚えろというよりは、死んでも分からないゲーム。
もちろん、コンテニューやパスワードによる再開などの軟弱なものは一切ありません。
ハイドライドスペシャルなど、PCから移植されたゲームはクソゲー扱いされるものが多いですが、そもそも、ファミコンの低年齢層ユーザーには、大人向けのPC版RPGは難易度が高すぎましたね。
但し、グラフィックはファミコンにしては頑張っている方ですし、BGMも抜群に良かったです。
もう少し子供向けに難易度を下げ、ゲーム内にヒントなど散りばめてくれれば良かったんですけどね~。
ゲームの操作はそれほど難しくはなく、ボスもそこまで強敵というほどではありませんので、攻略本と根気さえあれば誰でもクリアはできるでしょう。
とにかくマップが見づらい 破邪の封印
クソゲーレベル ★★★★
破邪の封印を新品で買ったことがある方はご存知かと思いますが、それはそれは豪華な箱に入っていました。
当時の一般的なファミコンソフトよりも値段は高く、更に、マップとキン消しのようなちっこいフィギアが付いた豪華なセットに、これは絶対面白いだろう!と期待を込めて購入しましたが、
買って数日後には、「何でこんなゲームを買ってしまったんだろうと」と後悔したゲーム。
破邪の封印は、とにかくマップが分かりずらいというのが、クソゲー評価の理由です。
しかも、ちょっと山に入ると、序盤ではありえないくらいの強敵が現れ、あっさりやられます。
無駄に広いマップで、しかも、よくあるRPGのように、マップ上には町も洞窟も何も見えません。
その地点にキャラを進めて、初めて「何かあるよ」と毒舌の妖精が教えてくれます。
恐らく、付属のマップに町やお城、洞窟を書き込んでね、という事だったんでしょうね。
ドラクエから始めたゆとりRPG世代には、破邪の封印は難しすぎました^^;
その後、攻略本を見ながらなんとかクリアはしましたが、お金やら骨を集めるのが大変ですし、長すぎる復活の呪文的なパスワードにも散々苦しめられました。。。
1回クリアすれば、もう十分お腹いっぱいのRPGです。
しかし、こちらもBGMが無駄に良いので、それを聴くだけでも(安かったら)購入する価値はあるかも。
PCから移植されたゲームは、プレイヤーへの優しさは皆無ですが、BGMだけは素晴らしかったですね。
あと、仲間のビキニねーちゃん「メディア」が抜群に可愛いです(*’ω’*)
クソ操作性のバンダイクォリティ 仮面ライダーブラック 対決シャドームーン
クソゲーレベル ★★★
当時、仮面ライダーブラックが大好きだったので購入しましたが、あまりの操作性の悪さにイライラして、買った数日後にはお店に書き換えに行ったゲーム。
テレビのように、ライダーがバッタバッタ敵を倒していくアクションゲームなら良かったのですが、バンダイにそんなクオリティを求めてはいけません。
バンダイのゲーム全てに言えることですが、
とにかく操作性が悪く、ゲームも単調です。
動きが遅い、独特のジャンプなど、何かの縛りか!?と思えるくらいのクソ操作性。
きっと、このライダーは、両手両足に重りを付けて戦っているのでしょう。
ファミコン中期のゲームにも関わらず、初期のドンキーコングやチャレンジャー、魔界村などよりも動きがはるかに悪いです。
バンダイはアニメや特撮のゲームなどを色々販売していますが、クソゲー率も非常に高いですよね。
バンダイは、どうして任天堂やカプコンのように、快適に操作できるアクションゲームが作れないのか疑問で仕方がないです。
事前情報とはまるで違うゲームに仕上がった 高橋名人のバグってハニー
クソゲーレベル ★★
個人的に、最も期待を裏切られたファミコンソフトが、高橋名人のバグってハニー。
アニメが大好きで、毎週欠かさず見ていましたが、バグってハニーのゲームを出ると聞いたときは、発売日が待ち遠しくてしょうがなかったです。
発売日まで雑誌などで事前に紹介された情報をワクワクしながら読み、発売日を楽しみに待っていましたが、いざゲームを購入してみると、それまでの情報とは全く違ったゲームに仕上がっており、買ったときは「あれ?違うゲーム?」と思った事はよく覚えています。
当初の情報では、アニメでもお馴染みの少年少女3人組を操作して囚われの高橋原人を助けるという設定のはずが、最初の主人公は、ヒロイン的存在のハニーちゃんで、2面からいきなり高橋原人を操作します。
しかも、この原人が、主人のくせにハニーちゃんよりもかなり弱い・・・・。
そして、例の3人組は一切出てきません。
しかし、それだけならまだ遊べましたが、あの訳の分からないブロック崩しが、更にストレスを高めます。
ステージに隠された卵を発見し、卵からブロック崩しのゲームに入り、ブロック崩しをしながら正しいアルファベットを選んでクリアするのですが・・・・
誤ったパスワードを取ると自機が爆発し即死という高難易度。
もちろん、パスワードのヒントなどは一切ありません。
そのパスワードを全部集めてようやくステークリア。
そして、次のステージも全く同じ流れ・・・・。
1面クリアしただけで、もうやる気が失せました。
当時ツイッターなどがあったら、間違いなくハドソンは炎上していたことでしょうw
全く遊べないこともありませんが、色々詰め込みすぎて、どれも中途半端になった残念なゲームとも言えます。
好きな方はいるようですが、個人的には期待を裏切られたという事で、ファミコンでは最も思い出深いクソゲーの一つです。
以上、ファミコンクソゲー特集でした。
よし、ハドソンにクレームを言いに行こう!