今回は、書評などでも今話題の
吉本のお笑い芸人 又吉直樹氏
大人気絵本作家 ヨシタケシンスケ氏の書籍
「その本は」
の簡単なあらすじや、実際に読んでみた個人的な感想について紹介していきます。
「その本は」に興味のある方、買おうかどうか迷っている方は是非参考にしてみて下さい。
ネタバレは有りませんので、ご安心ください。
「その本は」あらすじ
あるお城に本が大好きな王様がおり、その王様が二人の男に、
「世界中を旅して、珍しい本の話を聞かせてくれ」
と頼むところから、物語は始まります。
数年後、その二人の男が見つけた様々な本について王様に話すという内容。
- 大喜利のような面白い本
- 感動する本
- そんな本あるかよ!とついツッコんでしまう本
この他にも、著者の読書愛が伝わる話など、様々な本の話が書かれています。
また、イラストや挿絵なども多いので、状況も分かりやすいですね。
「その本は」良い点
二人の男たちの珍しい本の話が、まるで大喜利のようで面白く、また最後にしっかりオチまであるところ、さすが!という印象です。
イラストなど挿絵も多く、1ページの文字も少ないので絵本感覚でサクサク読めます。
その為、普段あまり本を読まない方でも読みやすいと思いますよ。
「その本は」イマイチだった点
前述したとおり、文字も少なくサクサク読めますが、
その分、あっさり読み終えてしまいます。
私も本を読み始めて、わずか1時間くらいで全て読んでしまいました。
お値段は1650円、これを1時間で読み終えてしまうのは、ちょっとコスト的にも高く感じますね。
個人的な感想
普段あまり本を読まない方や、
字が多いと読みにくい
活字が苦手、
という方でも、この本なら読みやすいと思います。
また、内容も分かりやすいので、中学生以上の子供でも読めるでしょう。
大人から子供まで楽しめる娯楽的な本ですが、
しかし、普段から日常的に本を読んでいる方にとってはちょっと内容が薄く、物足りなく感じるかもしれませんね。
そういう方は単行本で買うよりも、中古か文庫か新書で再販されてから買うのも良さそうですね。
腰を据えてじっくり時間をかけて読むというよりは、絵本や漫画感覚で短時間でサクッと読む本といった印象ですね。