ビックリマンシール世代の思い出：あの頃ハマった昭和の宝物

コレクターアイテムと呼ばれるものは、人それぞれ色々あるでしょう。

大人も子供も、男も女も、何かしら収集癖がある物ってありますよね。

私が小学生の頃にハマったのが、ビックリマンシールでした。

恐らく、私と同世代の男性なら思い当たる人は多いはず。

＊画像は最近の復刻版

最初はあまり興味が無くても、

• 学校で流行っている
• 皆が集めている

となると、途端に自分も欲しくなるものですよね。

そもそもビックリマンシールとは

そもそもビックリマンシールとは、ロッテから発売されたお菓子の、

ビックリマンチョコに付いてきたオマケのシールです。

初代は1975年（昭和52年）に発売され、初期のものはビックリさせるような

リアルなどっきりシールでした。

これ今思うと、大人はガチギレしそうですよね＾＾；

当初は、そこまで注目されてはいなかったはず。

本シリーズがヒットしたのは、何と言っても1985年に発売された「悪魔vs天使シリーズ」でしょう。

シリーズ最大ヒットとなった悪魔vs天使シリーズ

悪魔vs天使シリーズは、その名の通り、悪魔シールと天使・お守りの3種類のシールがあり、

同じマークの、悪魔・お守り・天使が揃うとテンションが上ったものです。

特に、ヘッドと呼ばれるキラキラシールには憧れましたね～。

この悪魔vs天使シリーズも、もちろん最初から人気があったわけではなく、

第一弾はそこまで知名度は高くはなく、徐々に口コミなどで人気に火が付いていった印象です。

私が買い始めたのは、たしか第4弾くらいでしたかね～。

小学校の3～4年生くらいの頃、誰かが学校に持ってきて

みんなに見せていたのが始まりだった記憶があります。

そこから一気にブームとなり、シールの束を輪ゴムで挟んで持ち歩いていたものです。

当然ですが、ヘッドの価値が最も高く、

ヘッド ＞＞天使 ＞ お守り ＞＞＞ 悪魔

これくらいの価値の違いはあった記憶があります。

当時の価格は１個30円

当時は駄菓子屋などでビックリマンチョコが1個30円で売られており、

私もよく買っていたものです。

1個30円と聞くと今なら安いと思いますが、当時は10～20円の駄菓子が主なおやつでしたので、

30円といえでも、当時の子供にしては結構なお値段です。

買い物や掃除、雪かきなど家のお手伝いをしてお小遣いで100～50円もらっても喜んでいたので、

30円といえども、当時の子供にとっては中々の金額でしたね。

１人1～2個しか買えなかった

普通の子供は、数個くらいしか買えませんでしたが、

金持ちの家の子供などは、箱でまとめて買う子もいました。

私は箱で買ったことがないので詳しい事は分かりませんが、

1箱に1つはヘッドのシールが入っていたと聞いたこともあります。

箱で買うほどヘッドが当たる確立も高かったのでしょう。

しかし、一部の子だけが買えて、他の子供は買えないということが問題になり、

1人1～2個までと、厳しく決められていたお店も当時は多かったですね。

その為、私の友人の中には、親兄弟はもちろん、時には祖母祖父まで家族総動員して買っていた猛者もいましたｗ

しかし、さすがにそれでもヘッドを当てることは難しく、私も自分で当てたヘッドの記憶としては

悪魔のヘッド、魔鐘ネロとネロ魔身だけ。

画像は最近の復刻版ですが、当時の魔鐘ネロはホログラムで、Σ(ﾟДﾟ)ｽｹﾞｪ!!っと思ったものです。

魔鐘ネロはスゲー！っと思いましたが、その力を使い果たしたネロマシンはかっちょ悪く、

しかも、けっこう当たった人も多かったので、きっとヘッドの中でも当たりやすかったんでしょう＾＾；

あと、シールだけに注目されがちですが、チョコウエハースのお菓子も美味しかったですよね。

シールだけ取ってお菓子は捨てていた・・・なんて話も聞いたことがありましたが、

少なくとも私の周囲ではお菓子も大人気で、そんなもったいない事をする子はいなかったです。

あまりにも流行り過ぎて偽物も登場

ビックリマンシールは社会現象になるくらい大ヒットした為、当時は偽物も登場していました。

最も有名で全国的に広まった偽物は、ロッチではないでしょうか。

たしかお菓子ではなく、ガチャガチャで売られていたような記憶があり、

カラーコピーしたようなシールで、本家と比べるとちょっと色合いが薄かったですね。

そして、最も有名な目印が、裏面に記載されたロゴがロッテではなくロッチｗ

今の時代だったら、間違いなくアウトですよね＾＾；

ちなみに、芸人のロッチさんのコンビ名は、千葉ロッテマリーンズにあやかって少しもじって付けたそうで、このロッチとは違うそうです。

後にテレビアニメも放送

ビックリマンシールの裏にはキャラ設定や物語なども少し描かれており、

当時は想像を膨らませながらシールを眺めていました。

そんな中、1987年にはアニメ放送が始まり、私の地域では確か日曜日の朝に放送していた記憶があります。

好きなシールのキャラが出てくるので、当初はワクワクしながら見ていましたが、

正直言うと、アニメとしては微妙な内容でしたね。

っというのも、そもそも設定や脚本がしっかりあるわけではなく、

ただ単純にシールの人気があるからというだけで、見切り発車的にアニメ化したっぽい内容。

後半になればなるほどグダグダになっていった印象です。

後にスーパービックリマンとしてまた放送されますが、

さすがにその頃は既にシールも集めていなく、もう観ていなかったですね。

ちなみに、今はAmazon primeでもアニメは見ることが出来ます。

ビックリマンシールの衰退

さて、そんな男子の間で大ブームだったビックリマンシールですが、

さすがに80年代後半にもなると、終焉を迎えてきます。

終わりの原因については色々言われていますが、単純にみんな大人になってきたからでしょう。

ビックリマンシールが流行ったのは、せいぜい小学生の間。

さすがに中学生になってまで集めている子はいなかったですね。

私もビックリマンを集めていたのは小学校5年生くらいまでで、

学校での話題が減ってからは、もう興味が無くなってきました。

ちょうどその頃の年代は、子供から大人の階段を駆け上がる年ごろで、

大人のすることに憧れ、女子やエロいことにも興味を持ち始め、子供っぽい事は嫌うようになる多感な時期。

まだビックリマンシールを集めているとは、とても言えない空気でしたね。

今でも懐かしくてたまに買ってしまう

そんな懐かしいビックリマンシールにハマっていた子供も、今となっては40歳オーバーのオッサンですｗ

当時集めていたシールも、今となってはどこに行ったのやら。。。

しかし、その時の記憶は今でも鮮明に残っており、その影響か

コンビニで復刻版のビックリマンチョコを見かけると、今でもつい買ってしまいます。

特にガンダムやスターウォーズのシールを見たときは、つい衝動買いしてしまいました。

最近でも色んなタイプのビックリマンチョコをコンビニなどでも見かけますが、

当時30円だったのが、今は130円くらいになって驚きました。

でも、あのウエハースチョコが食べたくて、たまに買ってしまうんですよね＾＾

2025年にもまた新たな復刻版が出るそうなので、ちょっと欲しくなりますよね。

【詳細は、こちらのロッテ公式サイトからどうぞ】

「ヘッドだらけのビックリマンチョコ」発売！！