超面白い!「家康、家を建てる」を読んでみた感想

個人的に歴史が好きなので、歴史の書籍をよく買います。

我々世代が子供の頃に読んだ本や、学校で習ったことなども新たな発見により、それが覆ったりなど、

歴史に関しては、未だに新しい発見があり面白いですよね。

都市伝説的な話もフィクションとしては面白いですが、

私は史実の方が好きなので、ノンフィクションものが好みです。

最近読んだ書籍の中では、門井慶喜氏の

家康、江戸を建てる

がダントツで面白かったです。

20万部も売れた大ヒット作「家康、家を建てる」

「家康、家を建てる」は、平成30年に祥伝社から発行された、門井慶喜先生が書かれた

史実を基にした歴史小説です。

家康と江戸の見方を一新させた画期的な作品として話題となり、累計20万部も売れた大ヒット作。

2023年の大河ドラマ「どうする家康」の、江戸の街を開拓するシーンも、本誌を参考にしたらしいですね。

これまでにない新しい描写

歴史に疎い方でも、徳川家康の名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

ドラマやアニメ、ゲームなど、様々な作品が作られていますし、大河ドラマでも、何度も主人公になっている人気キャラ。

徳川家康と聞くと、多くが

  • 三方ヶ原の合戦
  • 関ヶ原の戦い
  • 伊賀越え
  • 徳川四天王

などなど、どちらかというと戦や家臣に関する話の方が有名でしょう。

天下統一し、江戸幕府を作るまでのお話がほとんど。

物語としてもそちらの方が面白いので、仕方がありません。

しかし、本作は戦ではなく、江戸という湿地まみれの地域を如何にして世界有数の巨大都市にしたか、

どのようにして、経済の中心だった、西国の京・大阪から、東の江戸へ移ったのか

について詳しく記載されています。

これまで表舞台には出てこなかった、マイナーだけど超優秀な文官、測量士、職人、技術者など、

彼らがいなければ、後の江戸、そして、今日の大都市「東京」もなかったかもしれません。

いや、恐らく、今とは全く違った街になっていたでしょう。

職人のプライドや人生をかけた、まさにプロフェッショナルな仕事ぶり。

日本人の職人気質がよく表れてます。

本書籍は、武官ではなく文官、戦ではなく内政に重点を置いた珍しい書籍となっています。

戦が無いと物語として退屈しそうな気もしますが、そんなことはなく

これが非常に面白くて、また色々難題や問題も出てきてハラハラします。

あっという間に読んでしまう内容でした。

これを読むと、家康の人を見る目が、いかに優れていたかよく分かります。

企業でもそうですが、どんなに優れた社長でも、1人では多くの仕事をこなすことはできません。

任せられるところは人に任せ、秀でた能力を持っている者は、身分に関係なく重用する、

簡単なようで難しいことですよね。

目次

・第一話 流れを変える

・第二話 金貨を延べる

・第三話 飲み水を引く

・第四話 石垣を組む

・第五話 天守を起こす

となっています。

湿地帯だった江戸を、利根川の流れを変えて現在の形にしたのは有名な話ですが、

それ以外にも、小判や飲み水、石垣、天守にもこんなに細かい話があったとは知りませんでした。

江戸をどうやって作ったか、ここまで詳しく書かれた本は、これまでありませんでしたね。

こんな人にオススメ

  • 歴史好き
  • 江戸時代が好き
  • 江戸の街がどうやって作られたか興味がある
  • 徳川家康に関する本は、これまで散々読んできた

という方には、特にオススメです。

通勤通学や、電車や飲食店、病院などで待っているちょっとした時間などにも最適です。

最近はスマホばっかり見ている人が多いですが、たまには読書して気持ちを落ち着けてみてはいかがでしょうか。

気分もリラックスできますよ。

また、待ち時間が嫌い・・・・というせっかちさんにもオススメです。

興味のある方は、是非是非一度、

家康、江戸を建てる

を読んでみて下さい。

 

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