70年代から80年代初期に発売された懐かしい、レトロアーケードゲーム関連書籍をお探しの方には、
蘇る20世紀アーケードゲーム大全1
がオススメです。
さすがにこの頃のゲームは、もう見かけることはありません。
今となって手に入れるのも難しいでしょう。
わざわざ手に入れるほどではないけど、当時の時代背景や資料として興味のある方には本誌はピッタリです。
全ページカラー写真で紹介されているので、
レトロアーケードゲーム好きには、特にオススメですよ。
また、私のようにレトロゲームに関する情報が好きな方、興味のある人にも、よい二次資料となります。
本誌シリーズは1~3巻発売されており、ビデオゲーム黎明期の作品が好きな方は、是非読んでみて下さい。
紹介されていゲーム(70年代)
本誌には、世界初の業務用テレビゲーム「コンピュータースペース」や、アーケードゲーム業界繁栄の立役者、ATARIの「PONG(ポン)」など当時の時代背景や開発の裏話なども細かく記載されています。
また、ポンの国内版とも言える、
タイトーのエレポンや、セガのポントロンなども紹介されており、ビデオゲーム黎明期の作品は色々紹介されています。
70年代で最も有名なゲームと言えば、やはりタイトーのスペースインベーダーでしょう。
社会現象にまでなった!と聞いたことはありましたが、私自身インベーダーゲーム世代ではないので、あまり詳しいことは知りませんでした。
そのインベーダーゲームブームについても、本誌では詳しく紹介されています。
その後、各社から様々なインベーダーゲームの類似品も発売されたことから、その影響の大きさが想像できます。
任天堂やセガ、コナミ、日本物産などもインベーダーゲームの類似品を発売しており、初めて読んだ時は驚いたものです。
当時、インベーダーゲームの類似作品を、唯一発売しなかったのがナムコ。
そのナムコが79年に発売して大ヒットしたのが、あの名作ギャラクシアン。
タイトーはインベーダーゲームがヒットしすぎたため、その後の次世代ゲームの流れに大きく後れを取ることとなります。
あまりにも売れすぎるというのは、後に色々弊害も出てくるようですね。
この辺りからタイトーが徐々に落ちていき、逆にナムコやコナミ、セガなど、その他のゲームメーカーの飛躍が始まります。
80年代中期頃までのレトロゲーム
80年代に入ると、各社から様々な名作ゲームが発売されます。
最も有名なのは、
世界で最も売れた業務用アーケードゲーム
としてギネスにも記載されている、ナムコのパックマン
縦スクロールシューティングの先駆け、革新的だったナムコのゼビウス
任天堂の大躍進のキッカケとなった、宮本茂氏のドンキーコング
国産横スクロールシューティングの先駆け、コナミのスクランブル
傑作ビル登りアクションゲーム、日本物産のクレイジークライマー
など当時のアーケードゲームは、開発者たちの知恵をふり絞ったユニークな作品が続々登場しました。
この他にも本誌には、ギャラガ、ニューラリーX、スパルタンX、スターフォース、
などなど、後にファミコンなど家庭用ゲーム機にも移植される人気ゲームも色々紹介されています。
70~80年代初期の業務用アーケードゲーム好きの方には、二次資料として保管しておくのもオススメです。
レトロアーケードゲームの歴史について興味のある方は、是非読んでみて下さい。
|