腕時計の購入や使用で注意している事

私は腕時計も大好きで、色々持っております。

と言っても舶来の高級時計は少なく、ほとんどが国産の安価なものです。

しかし、安価とはいえ、どれも気に入って買ったものなので大切に扱っております。

これまでも色々購入してきましたが、中には失敗したことなども色々あります。

今回は、個人的に腕時計で間違ったことや失敗したことについて紹介していきます。

愛用の腕時計を永く使用したい方

買ってから後悔したくない方は、是非参考にしてください。

生活防水でも極力濡らさない

最近の腕時計は、3~10気圧程度の防水性能が備わった、いわゆる生活防水はだいたい付いていますよね。

その為、濡らしても大丈夫なんでしょ?

と思う方も多いでしょう。

もちろん少しくらいは濡らしても大丈夫です。

しかし、生活防水は、

少しくらいの水滴は大丈夫

というくらいの防水性能です。

その為、不必要に濡らすことは控えましょう。

まして、水の中に入れることはNGです。

あくまで少しくらいの水滴は大丈夫というくらいなので、腕時計をしたまま顔を洗ったり、シャワーを浴びたりは決してしないように。

不意の雨や、ちょっと水が掛かってしまった!というくらいは大丈夫ですが、ワザワザ濡らすことは控えましょう。

ダイバーズ時計でも不必要に濡らさない

腕時計の中でも最も防水性能に優れているタイプは、やはりダイバーズウォッチです。

ダイバーズ腕時計は100~300m防水は当たり前で、時計をしたまま泳いでも問題ありません。

ダイバーズ腕時計は、各社から様々なモデルが出ており、

ロレックスでは、サブマリーナー

ブライトリングでは、スーパーオーシャン

などなど、男性にとっては憧れの時計とも言えます。

どれも防水性能は非常に高く、むしろ時計よりも人の方が水圧に負けてしまうレベルです。

そして、ダイバーズ腕時計のさらに上を行くモデルが、潜水士などが使用する飽和潜水でも使用可能な

ロレックスのシードゥエラー

オメガのシーマスター

IWCのアクアタイマー

ガスエスケープバルブなどが付いたり付いていなかったりなど、プロ仕様の時計。

サーファーやダイバーがダイバーズウォッチを付けて泳いだり、

海猿のような潜水士がシードゥエラーを使用するのは当たり前です。

むしろ、その為に造られたものですから。

しかし、それ以外の場合で、わざわざダイバーズウォッチを付けたまま顔を洗ったり、シャワーを浴びたりすることは全く無駄だと思っています。

海外旅行などで外すと盗まれそうなど、特別な理由があれば別ですが、

それ以外は、極力濡らさない方が無難。

まして、お風呂にも一緒に付けて入るなどは絶対に止めましょう。

防水に使用しているラバーなどは、お湯には弱いのでお風呂に入るときは絶対に外して入りましょう。

私のとある友人が寝る時もお風呂に入るときも、常にGショックを身に着けていましたが、

やはりすぐにラバーがダメになって、ベルトが切れていました。

それでもムーブメントは問題なかったので、改めてGショックの凄さが分かりましたが。

ダイバーズウォッチもは確かに防水性能に優れてはいますが、やはり海水などに浸かると消耗は激しく劣化もしやすくなります。

永く愛用するなら、いくらダイバーズウォッチと言えども不必要に濡らさないことをオススメします。

時計の天敵「磁気」

腕時計の天敵と言えば、やはり

磁気

でしょう。

この磁気は腕時計にとっては水以上に厄介な存在で、目に見えないので非常にたちが悪いです。

一度、腕時計に磁気が帯びてしまうと、素人では除去は困難。

磁気帯びとは文字通り、中の部品に磁気が帯びてしまい、まともに動かなくなってしまう症状です。

小学生の頃、鉄の棒にしばらく磁石をくっつけておくと、その鉄の棒にも砂鉄がくっつくという実験をしたことがある人は多いはず。

まさに、あれが磁気帯びです。

磁気帯びすると針がまともに動かなかったり、電池を交換しても時間が遅れるなど様々な症状が表れます。

こうなってしまっては素人では修復は困難で、メーカーなどに修理を依頼しなくてはなりません。

しかも、修理は一度ばらして磁気を除去し、再度組み立てるオーバーホールとなるので、修理費用も超高いです。

その時計にもよりますが、最低でも2万円以上は覚悟しておいた方が良いでしょう。

クロノグラフだと、3万円以上は普通に掛かります。

安価な時計だと、むしろ新しいものを買った方が良い場合もありますね。

中には、

「磁気帯びは機械式のアナログ時計で、デジタルのクォーツなら大丈夫なんでしょ?」

と思う方も多いはず。

私もそう思ってました。

しかし、私の友人がGショックフロッグマンが動かなくなり修理に出したら、原因は磁気帯びで、

修理費用が26000円(くらい)と言われたそうです。

その友人が当時、「普通に新品が買えるわ!」って嘆いていたことを今でもよく覚えています。

常にPCの前で仕事をしている方、様々な機械が常に稼働している工場で働く方、医療関係、家電量販店の販売員、携帯ショップの店員などなど、

様々な電化製品に囲まれて普段仕事をしている方は腕時計も磁気帯びしやすいので、そういった職場で働く方は安価な腕時計が無難でしょう。

磁気帯びさせないためには

腕時計に磁気帯びをさせない為に注意することは単純で、

磁気の発するものの近くには置かない事

例えば、スマホ、テレビ、スピーカー、パソコン、電子レンジなどなど。

これらの近くには決して腕時計は置かないようにしましょう。

よくスマホと腕時計を一緒に置いている人を見かけますが、腕時計が好きな人にとってはあり得ませんよね。

また、基本的には電化製品は何かしらの磁気を発しているものが多いので、電化製品の近くには腕時計を置かないようにしましょう。

唯一、ロレックスのミルガウスというモデルは、帯磁性能に優れた腕時計です。

聞くところによると、原子力発電所やIAEAの職員などが使用している場合が多いようです。

ですが、それでも不必要に磁気を発するものに近づけることは避けた方が良いでしょう。

ちなみにミルガウスはデイトナと同じく価格は1M以上するので、普通の人は中々手が出しにくい高級時計です。

特殊なモデルや限定品は数年経つと修理が難しい

限定!という言葉に弱い人は、きっと私だけではないはず。

特に日本人は、期間限定、台数限り、今だけ!という言葉には弱いですよね。

希少価値が高いものほど有難がってしまいます。

限定品を手に入れたときは嬉しいものですが、

しかし、生産数が少ないという事は、その部品も少ないという事です。

その為、数年後には修理不可と言われる場合が非常に多いです。

私も長年愛用してきたセイコーの限定腕時計のバンドが切れたので、メーカーに修理を出したら、

もう部品が無い為、修理できませんと言われました( ノД`)シクシク…

確かに、もう10数年以上前に購入したモデルでしたが。。。

当時そこそこのお値段がした、とてもお気に入りの腕時計だっただけに非常に残念で、ショックのあまりその日は夜しか眠れませんでした。。

限定品は希少価値が高いだけに部品も少ないので、10年以上経つと修理不可と言われる場合が多いという事は買う前に覚えておきましょう。

長く腕時計を愛用するなら革バンド

個人的に腕時計が大好きで、国産から舶来までこれまで何本も購入してきましたが、

長く愛用するなら、だんぜんオーソドックスな汎用性の高い革バンドがオススメです!

革バンドがオススメの理由

よほど安物以外は、今の時計はハッキリ言って普通に使っていればムーブメントは壊れません。

もちろん、防水じゃないのに水に濡らしたり、磁気を発するものの近くに置いて磁気帯びしたりなど、使い方を間違えればすぐ壊れます。

しかし、使用方法を間違えず正しく使用していれば、ハッキリ言ってムーブメントはほぼ壊れません。

自動巻きであれば、巻けばまたすぐ動きますし、

クォーツも電池を買えればすぐ復活します。

では、腕時計はどこから壊れるか、

腕時計が最初に壊れるのは、多くの場合バンドからです。

Gショックのウレタンゴムも、強度は高いですが長年使用しているとゴムが劣化し、そのうち切れてしまいます。

長年Gショックを使用したことがある方は、きっと経験があるはず。

ムーブメントは全く問題なくても、ベルトが切れてしまい腕時計ごと買い替えた人も多いでしょう。

あまりにも特殊なバンドを使用している腕時計は、その時計が生産終了してしまえば、もうそのバンドは交換することはできません。

私もお気に入りの限定腕時計のバンドが切れてしまい、アチコチ修理に出したりメーカーに問い合わせてみましたが、

特殊なバンドだった為やはり修理は不可で、同じバンドはもう手に入らなくなりました。

何とか代用品を見つけましたが、やはりデザインが合わなくて微妙です。

その為、その時計を長く愛用したいなら、汎用性の高い革バンドが使用できるタイプがオススメです。

安価で販売している革ベルトを交換すればすぐに使用できるので、恐らく一生使い続けることができるでしょう。

交換も簡単なので、専用の工具があれば自分でも交換できますよ。

特殊なバンドの腕時計は珍しくて、見た目はカッコいいかもしれませんが、その時計の生産が終了し部品が無くなればもう修理できません。

長く使い続けたいなら、汎用性の高いバンドの腕時計がオススメですよ。

但し、ロレックスやオメガなど、有名舶来時計は別です。

ロレックスの3連バンドなどは、恐らく我々が生きているうちに無くなることはないでしょう。

舶来品やグランドセイコーなど高級腕時計は、数十年後も部品が無くなることはないはず。

しかし、それ以外の一般的な腕時計は、生産完了し部品供給が無くなると修理不可となる場合が多いです。

メタルバンドも汎用性の高い交換用のものがありますが、サイズも色々あるのでネットなどで買うのは難しいですし、革バンドと比べるとお値段も高め。

長く使い続けるなら、汎用性の高い革バンドのモデルが安価でオススメです。

自分で気に入ったものを選びましょう

  • 有名ブランドだから
  • 人気だから
  • 今流行っているようだから
  • ○○が使用しているから

などなど、腕時計を選ぶ理由は人それぞれですが、

外的要因で選ぶよりは、まずは自分で気に入ったものを使用しましょう。

価格が安くても自分で気に入ったものというのは、長く大切に使用するものです。

好みに関しては、他人にとやかく言われる筋合いはありませんので、自分が気に入ったものを選ぶのが何よりもオススメ。

逆に、私もその人の好みを否定するようなことを言わないよう、日頃から気を付けています。

最近では、スーツにGショックも普通ですし、何ならガンガン仕事をしてくれそうなアクティブなイメージもあります。

お葬式の時などに派手でギラギラした時計など、あまりにも場違いなものはちょっと指摘するかもしれませんが、

カジュアルで使用するものは、あまり周囲の目を気にせず、その時の気分や服装に合わせて自分の好きな時計をしましょう。

但し、海外旅行などであまりにも高級な腕時計をしていると盗まれる場合もあります。

また、その人は金持ちを思われて狙われたり、ボッタくられたりなどもよく聞くので、海外旅行などは逆に安い腕時計の方がいいかもしれませんね。

 

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