大人の経済入門書 高橋洋一先生の新・経済学を読んでみた

国の行く末を決める、動向を左右するのは、ハッキリ言って我々一般人には雲の上の話ですよね。

政治家、財務官僚、金融、経済人や著名人、経営者以外には、全く無縁の話と思っている方も多いはず。

ですが、我々一般人でも不測の事態に備えることはできます。

一度減った収入を増やすことは大変ですが、経費を節約することは簡単。

貯蓄、投資、節約、経費の見直し、

また、今の仕事の時給を10円上げることはかなり大変ですが、副業で100円稼ぐことは比較的簡単。

人生とは常に勉強と、改めて思います。

勉強と聞くと、数学や国語などアカデミックな勉強をイメージされる方が多いでしょうが、

学校などから与えられた内容を勉強する学生時代と違い、

大人は何を勉強するか自ら決めなければなりません。

そして、そのほとんどがやってみなければ答えが分からない事ばかり。

学生時代の勉強は教科書に全て答えが載っているので、簡単だったな~って今なら思いますね。

大人に必要な勉強とは

大人にとって最も必要な勉強とは、やはりお金や経済に関することでしょう。

お金の知識や勉強は学校では教えてくれないので、自分で勉強するしかありません。

ただ何も考えず、毎日同じような生活、同じような仕事をしていては、いつまでも搾取される側です。

特にサラリーマンは常に増税の対象となり、今後益々厳しい時代が来るでしょう。

なぜサラリーマンの増税が多いのかというと、単純に取りやすいから。

給料から勝手に天引きされているので、自分がいったいどれくらい税金を払っているか分からない人も多いですよね。

私もサラリーマン時代は、どれくらい払っているのか全く分かりませんでした。

逆に個人で稼いでいる人は財務状況なども当然全て把握しているので、少しでも節税しようと努力します。

インボイス導入で個人事業者からクレームや不平不満が起きていますが、

サラリーマンは毎年のように何かしらの税金が上がっているのに、そういった不平不満が上がらないのも、やはりほとんどの人が理解していないからでしょう。

組織に従属することでしか稼げない方は、この先どんどん搾取され続けドンドン厳しい時代が予想されます。

今までのように会社から言われるがまま、何も考えずただ漠然と働くのではなく、個人でも稼げるように今から準備しておいた方が良いでしょう。

初心者でも分かりやすいオススメ経済入門書

私もこれまで様々な経済の入門書を読んできましたが、最近読んだ本の中で一番わかりやすかった経済本が、高橋洋一先生の

新・図解 経済学入門

ご存じ、元財務官で、不良債権処理などを担当してきた経済・財政の専門家。

小泉政権の竹中平蔵の元で、不良債権処理などを実際に行ってきたプロフェッショナル。

世間一般的には、竹中氏が不良債権処理を行ったとされていますが、実際に実務を行ったのは、高橋洋一先生や元経産相の岸博幸氏など。

実際は、竹中氏は何もしていないという話もありますねw

また、高橋先生は菅政権時代、内閣官房参与(経済・財政政策担当)に就任。

まさに財政のスペシャリスト。

その天才高橋先生が、経済の基本を分かりやすく書いた著書なので、私のような素人が読んでも、それなりに理解できます。

特に需要と供給のグラフだけでも理解できれば、十分ではないでしょうか。

私も今更ながら、そうだったんだ!と納得しまし。

分かっているようで、意外と分からないのが需要と供給ですよね。

私のように数学が苦手な者は、グラフを見ただけで「分からん!」

と諦めてしまいますが、実は非常にシンプルだったと気づきました。

もっと早く知りたかったですね~w

これを読むと収入が増える、年収が上がる

という事は急激には無理でしょうが、知っているだけでも将来への対策は出来るはず。

現政権の経済政策はどうなのか?

好景気は期待できるなら、投資も視野に

逆に、全く期待できないなら財布の紐を固くするなど、

将来を見越して、ある程度の対策は出来るでしょう。

私のような経済のド素人が読んでも、それなりに分かりやすいので、恐らく誰でも理解しやすい方だとは思いますよ。

大人の教養として個人事業者、サラリーマン問わず、是非とも皆さんに読んでもらいたいです。

最近は、いい大人でも移動や待ち時間などにスマホゲームをしている人をよく見かけますが、

暇つぶしでゲームをやるなら、本を読めばいいのに・・・と思ってしまいます。

個人的には、高橋先生には国の財政の舵取りをお願いしたいところです。

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